腸と脳の新しい知見

あなたは今日何を食べましたか??

『トンカツが食べたいなぁ〜』と思ってトンカツを食べたなら…

それは、あなたの腸内細菌が指令を出した結果かもしれませんよ。

なんとも不思議な話ですよね…。

腸と脳がお互いにコミュニケーションをとっているなんて。

でも、今ではこの不思議な話が『常識』になりつつあるのです。

冒頭のトンカツの話は、腸内にいる腸内細菌が『トンカツが食べたい〜!』と脳に信号を送ることでトンカツを食べるための行動を取るように、脳が働く。ということ。

そうは言っても、本当に『脳』じゃなくて『腸』が考えてるの??と疑問に思いますよね…。

私も最初はそう思いました。

しかし、このメカニズムを解明するために様々な実験が行われており、その実験結果を知れば知るほど、

腸にも意思がある!』と思う様になりました。

例えば、池などに生息する『ヒドラ』

ヒドラの体の7割は消化管(腸)でできており、脳も血液も心臓もないそうです。

それでもヒドラは、餌となるミジンコが生息する場所まで移動するのです!

…まるで、『意思』があるように…。

脳を持たないヒドラが考えてる??

脳を持たない生物はヒドラだけではなく、沢山いるのだそう。

でも、腸を持たない生物はいない。

では、腸だけのヒドラはどうやって餌を探しているのでしょうか?

一説ではアミノ酸や何らかの匂いに反応して餌を見極めているのだとか。

ただ、腸の神経細胞と脳の神経細胞が非常に似ていることは分かっているので、

『脳が考えること』と同じようなことを『腸』が考えていてもおかしくはないですよね。

実際、実験で証明されていましたが、ラットの腸を切断しても

腸だけで蠕動運動は起こる

ことが分かっています。つまり、脳からの指令によって消化・吸収が行われるのではなく、

腸が自らの判断で消化・吸収を行なっている

のです。

これまで常識と思っていたことを遥かに超えてくる知見に出合うと、ワクワクが止まりませんね!

学校の勉強は苦手でしたが、自分の興味のあることなら『学ぶこと』はとっても楽しい!

幸せホルモンも腸が作ってる!

腸の凄さは『腸にも意思がある!』だけではありません。

なんと、幸せを感じる『幸せホルモン』も腸が生み出していることが分かってきたのです。

幸せホルモン『セロトニン』は、幸せを感じ、前向きな気持ちになり、健康で過ごす元となりますが

このセロトニンの生成には『腸内細菌』が関与しているのです。

脳内で働くセロトニンは幸せを感じるホルモンとして働き、腸内のセロトニンは平滑筋に作用し、蠕動運動を起こす働きをしています。

そのため、ストレス等を感じてセロトニン不足になると便秘や下痢になってしまうのです。

他にも…脳と腸では同じ神経伝達物質が存在しています。

例えば、『アセチルコリン』

脳内では大脳皮質に働きかけ、考える能力を活性化します。そのため、このアセチルコリンが減少すると認知症が進むとも言われています。

一方、腸内では平滑筋の収縮に関わっています。

このように、

  • 腸と脳の神経細胞が酷似していること
  • 同じ神経伝達物質を使って機能していること

腸と脳は似たような働きをし、非常に強い結びつきでコミュニケーショを取っているのです。

『旨味』が腸内環境に大きく影響する!?

腸の働きが徐々にわかってくる中で、もう1つ驚くべきことが…

なんと、

腸も味が分かる!

らしいのです。

私たちが感じる『甘い』『酸っぱい』『苦い』などの味覚。

これらは、舌にある味覚センサー(味蕾)で感じた情報が脳に伝わり、味として認識されています。

この味覚センサー、実は腸の絨毛でも見つかったのです!!

酸味以外の『甘味、苦味、塩味、旨味』は腸でも感じることができるのです。

ブログの最初に書いた『トンカツが食べたい!と腸が思った』

その通りなのかもしれません。

さて、大人になった私たちにはこれらの味覚が備わっていますが、

最初に覚える味覚が何かご存知ですか??

それは…『旨味』

旨味は昆布などの出汁に含まれるグルタミン酸やイノシン酸などのことで、この『旨味』実は母乳に多く含まれているのだそう。

どうして、生まれて直ぐの赤ちゃんが飲む母乳には、旨味が多く含まれているのでしょうか?

その理由は、身体作りにあります。

筋肉や骨など身体を作るために必要なのは『タンパク質』

旨味成分はタンパク質の味でもあるのです。

身体を作るために、積極的に摂りたい味=『旨味』

私たちの身体は、やっぱり精巧にできていますね。

そして、腸で『旨味』を感じることで、性格も変えることができるのだそう。

【ラットでの検証結果】

成長期に旨味成分を与えながら育てたラットは、旨味成分を与えられなかったラットに比べ、攻撃性が低く穏やかな性格に成長した。

しかし、舌で感じる旨味においては、攻撃性の違いに変化は表れなかった。

つまり、成長期に旨味成分を定期的に摂ることで、穏やかな性格に育つ

興味深い検証ですよね。お出汁がしっかり味わえる和食を食べて『和むなぁ〜』と感じる気持ちも、もしかしたら『旨味』が関わっているのかもしれませんね。

また、腸で『旨味』を感じるメリットは、穏やかな性格形成だけではなく、

『過食を防ぐ』

効果もあるんだそう。昔ながらの日本食を食べている人で太っている人がいないのも、旨味のおかげ?かもしれません。

腸の状態が健康を左右する?

腸を健康に保つことは、健康で過ごすためには大切なこと。

何故なら…

腸からの信号が、脳のある特定部分に働きかけると、鬱になりやすくなる。という報告もあります。

また、腸で作られる変性タンパク質が、脳のある部分に蓄積すると、パーキンソン病になるなど、

思った以上に『腸の状態』で私たちの健康は左右されていることも分かってきています。

腸脳相関を学ぶにつれ、身体のデトックスの大切さをヒシヒシと感じています。

  • 身体が怠い、重い
  • 気分がすぐれない
  • 風邪をひきやすい

など、身体の不調を感じるなら、『腸』の見直しをしても損はないと思います^ ^

腸が発する信号を、快信号に変えることが出来たら、大きなGIFTが待っていますよ!

↑これは、経験談です。